プロフィール

拡末実樹

臨床心理士・公認心理師
ソマティック・エクスペリエンシング®︎ プラクティショナー(SEP)
ソマティック・エクスペリエンシング®︎ 個人セッションプロバイダー(初級・中級・上級)

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2002年より、子どもから大人までの心理臨床学的援助に携わる。

2002年、5歳のAちゃんとのプレイセラピーをきっかけに、
歌(音楽)と踊りを介した、即興的なコミュニケーションを模索するようになる。
さまざまな踊り・ヨガ・ボディワークなどの学び、経験を通じ、心身の探究をはじめる。

2009年、ソマティック・エクスペリエンシング®︎を学びはじめる。
自身の中にあった、
歌わずにはいられない、踊らずにはいられない、駆り立てられるような感覚は、
ソマティック・エクスペリエンシング®︎の文脈において、
”未完了のトラウマのエネルギー”が身体の中をかけめぐっている状態
として理解されうることを知り、身体でも納得する。

2012年、舞踊の訓練のため、
身体の中心軸を培い、身体のエネルギーラインをととのえる努力をはじめる。
10数年をかけて徐々に身体がととのってくるのにしたがって、
ありがたい副産物として、鎮まった心身を感じられるようになる。

2022年、ユング心理学の学びを深めはじめる。
このころ、さまざまな身体症状になやむBさんに出会う。
ソマティック・エクスペリエンシング®︎を用いたセッションでは変化がみられず、
箱庭を試みたところ、たいへん興味深い展開を経たのち、症状が消失。
この経験を通じ、症状に内包され、生きられることをまっていると表現されうるような、
内的な物語へのまなざしの必要性を実感する。
以後、夢・絵・箱庭などをより積極的にセッションに導入し、
それらをともに味わうことを大切にするようになる。

2025年現在、
ユング心理学的な理解、ソマティック・エクスペリエンシング®︎の考え方と技法、
さらにこれまでのすべての学びが統合された、
心理臨床学的なカウンセリングのセッションをおこなっている。
ことばでのやりとりもまた、
音楽や踊りの即興セッションのように、創造的なものであればと願っている。

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