私の夢分析体験

2022年の春、ユング派分析家の先生のセッション(個人分析、夢分析)をうけはじめました。
夢分析をうけたいとおもっていたわけでもなく、専門家の先生の力をおかりしたいとおもうくらいに、何かに困っていたわけでもありませんでした。

あるきっかけで知ることになった方が、たまたまユング派分析家でもいらしたのですが、なぜかその方にお会いしたほうがよいようにおもい、会いにうかがいました。
ちょうどそのころ、興味深い夢を度々みるようになっていたので、久しぶりに夢の記録をしはじめたところでした。
意識的には夢分析を必要としているとはおもっていない一方で、その方に会いにうかがったあとも、書きとめておきたくなるような夢を次々とみます。
次第に「なぜ私は夢分析をうけないのだろう」とおもうようになり、数ヶ月後にとうとう、うけはじめました。

夜みた夢を日々記録しておき、セッションの際に、それらの夢をめぐって分析家の先生と話しあいます。

夢分析をうけはじめてまもなく、「これはおもしろい!」とおもいました。
夢をめぐって話しあっているのでなければ、こんなことを話すことはなかった、こんなことを思い出すことはなかった、そんなふうに考えたことはなかった、などとおもうことが多かったからです。
夢から「こんなことを話しあってみたら?」 と、遊び心ある提案をされているかのように感じるようになりました。

夢の表現の仕方はとてもユニークで、「そのことをそんなふうに表現するなんて、夢ってほんとうにおもしろい」と感心することがあります。
一方で、よくわからないなぁ、という感じのままになることも、少なくありません。

分析家の先生と夢をめぐって話しあう作業をつづけていくうちに、私の歩みはそれまで想像もしていなかった方向に展開し、まとまりをもちはじめました。
そのようなことが生じうるタイミングに夢分析をうけはじめ、そのプロセスをたすけていただいた、という感じかもしれません。

当室のセッションでも、夢をめぐって話しあう作業を行なっています。
上記のように、毎回その作業を中心にすすめていく、というよりは、そのときどきにお話しになりたいことをお話しいただいたり、ソマティック・エクスペリエンシング®︎のワークを行なったりしながら、夢をみたときにはご報告いただき、それらをめぐって話しあうことも行なっていく、という感じで進んでいくことが多いです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!